ミネアポリスで黒人男性が警官の暴力で死亡した事件に端を発した、いわゆるBlackLivesMatterと言われる人種差別に対する抗議活動の一環として、NBAは各選手がジャージの背中に社会正義に関するメッセージを入れることを認めています。
入れられるメッセージとしてNBAから提案されているワードは以下の通りです。
- Black Lives Matter “黒人の生活は大事”
- Say Their Names “彼らの名を言え”
- Vote “投票”
- I Can’t Breathe “息ができない”
- Justice “正義”
- Peace “平和”
- Equality “平等”
- Freedom “自由”
- Enough “充足”
- Power to the People “人々に力を”
- Justice Now “今正義が求められる”
- Say Her Name “彼女の名前を言え”
- Sí Se Puede (Yes We Can) “我々はできる”
- Liberation “解放”
- See Us “我々を見よ”
- Hear Us “耳を傾けろ”
- Respect Us “敬意を示せ”
- Love Us “愛せ”
- Listen “聞け”
- Listen to Us “私たちに耳を傾けろ”
- Stand Up “立ち上がれ”
- Ally “同調”
- Anti-Racist “アンチ人種差別”
- I Am A Man “私は人間だ”
- Speak Up “声を上げろ”
- How Many More “あとどれくらい”
- Group Economics “集団経済”
- Education Reform “教育改革”
- Mentor “メンター”
この運動には多くの選手が賛同していて、イビチャ・ズバッツは“Enough”、ロドニー・マグルーダーは“Peace”、モントレズ・ハレルは“How many more”を入れることを発表しており、ポールジョージも今後発表する予定です。
一方で、レブロン・ジェームズは「これらの言葉を背中にいれることに敬意を表していないわけではないが、自分の目標やミッションに響くものはなかった」としてなにも入れない考えを示しています。
我らのクワイ・レナードも同様で、「俺たちは黒人であり、このような差別に我慢してきた。検疫の期間中、報道されていてニュースは見ていた。だけど俺は自分がやるべきことを続ける。コミュニティへの恩返しや教育をやり続ける。ジャージの背中に何が入っているかは関係ないんだ。自分の仕事をやるだけだよ。」と述べ、背中にメッセージを入れるつもりがないことを明かしています。
メッセージを入れる、入れないの考えについても人それぞれ考えがあり、これを認めるのも多様性の一つだと考えさせられます。