昨夜、同じステイプルズセンターでレイカーズと大乱闘を起こしたヒューストンロケッツ。乱闘の経緯はロンドがクリスポールの顔に唾を吐きかける→クリスポールキレてロンドの顔を突く→ロンド殴る→クリスポール殴り返す→イングラム後ろから殴りかかるというもので、結果、クリスポールが2試合欠場ロンドが3試合、イングラムが4試合の欠場となった。
そのため、クリスポールは欠場し代わりにエリックゴードンがスターターに入った。3試合欠場だったら、クリッパーズは2試合クリスポール抜きのロケッツと戦える予定だったが、そこまで虫のいい話にはならなかった。
▼昨夜の大乱闘
Rondo and CP3 threw hands in Lakers-Rockets brawl 😳 pic.twitter.com/Z0eWmxDdTH
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年10月21日
試合はリードチェンジを18回繰り返す大接戦で、最後はハレルの猛ラッシュ等でロケッツの追撃を振り切り、112-115で勝利した。最後、ハレルのファールで負けかけたが、勝ったからまあ良しとしよう。この場面だけでなく、ハレルは今季、笛を吹かれすぎている印象があるので、早く今季のファールコールの水準の変化に慣れてほしい。
▼ルーウィリアムズの執念のブロックも忘れてはならない
ルーのチェイスダウン・ブロックなんてあまり記憶にない。
Lou Williams blocked Harden and that led to an easy dunk for Montrezl Harrell #ClipperNation pic.twitter.com/NCXvQ7JTQP
— Def Pen Hoops (@DefPenHoops) October 22, 2018
・ハーデンが止められない。
クリッパーズのバックコートはいつもの通り、ビバリーとブラッドリーのディフェンシブコンビ。ポールジョージは比較的、自由にさせなかったこのコンビもジェームズハーデンを封じるまでにはいたらなかった。
ハーデンは自ら得点も決め、カペラを中心に他のチームメイトへのアシストも素晴らしく、最後のクラッチタイムには4点プレーも決めて3点差まで詰め寄るビックプレーを見せ、MVPの名は伊達ではないことを見せつけた。この日のスタッツはFG11/26の31得点14アシストの大活躍。これにクリスポールがいたらと思うと恐ろしい。
▼ジェームズハーデンのハイライト
James Harden Full Highlights 2018.10.21 Rockets vs Clippers – 31 Pts, 14 Asts! FreeDawkins
・シェイはディフェンスでも存在感
ルーキーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーはこの日、ブラッドリーに代わってハーデンにつくことが多かったが、充分ディフェンダーとして通用しているように見えた。オフェンス面では相変わらず、ルーキーらしからぬ落ち着いたプレーを繰り返している。ガード陣では最も長い26分出場し、12得点4アシスト5リバウンド1スティールで+/-は両チームトップの+21だった。
▼シェイのハイライト
Shai Gilgeous-Alexander Full Highlights Clippers vs Rockets 2018.10.21 – 12 Pts, 5 Reb, 4 Ast
・インサイドで優位に
クリッパーズはこの試合、3pを25本中5本(20%)しか決めることが出来なかった(ロケッツは15/35の42.9%)。しかし、ネネ、マーキーフクリスの欠場でインサイドのローテーションに不安のあるロケッツのインサイドを攻略し、ペイント内の得点で64-54と10点上回り、セカンドチャンスポイントも19-10とロケッツを上回った。フリースローは26本獲得し全て決めた(ロケッツは11/15)。これは球団記録だという。
これには、モントレズハレルの活躍が大きい。プレシーズンも含めていまひとつの出来だったハレルだが、この日はブロックにダンクに大暴れした。前回のサンダー戦ではボバンがクロージングラインナップのセンターとして起用されたが、カペラの機動力に合わせてハレルが起用されたようだ。どうやら相手によってクロージングラインナップは変えていくようだ。
Montrezl Harrell Highlights vs. Rockets 10/21
次戦はキングス戦で149得点と球団得点新記録を更新したペリカンズとアウェイで水曜日に対戦する。アンソニーデイビスはもとよりミロティッチも絶好調のようなので、バーアムーテの起用が増えるのかもしれない。