待ちに待った2018-2019年のレギュラーシーズンが開幕した。
クリッパーズの開幕戦は、ホーム、ステイプルズセンターでプレシーズンで勝利しているデンバーナゲッツを迎えうった。
クリッパーズのスターターはビバリー、ブラッドリー、ハリス、ガリナリ、ゴータット。その後の起用は、プレシーズンが続いているかのように色々なロースターを試していき、まだ戦い方を決めかねてるようだった。トバイアスハリスだけは41分も使われているが。お互い初戦というのもあって、両者共にスローで噛み合わない展開。更にクリッパーズは第1Qでビバリー、ゴータット、ガリナリが2つファールとなり、いきなりファールトラブルに見舞われてしまう。
全体的にはナゲッツリードの展開が続いたが、セカンドユニットではナゲッツを上回る展開が多く、第4Qには逆転に成功する。しかし、ナゲッツのスターターが戻って来るとヨキッチとゲイリーハリスのクラッチパフォーマンスであっという間に追いつかれ、クリッパーズもブラッドリーとビバリーを戻すも、万事休す。107-98でクリッパーズは初戦を落とした。
▼ゲイリーハリス→ニコラヨキッチ Bingo!
Gary Harris pass ➡️ Nikola Jokic trey!@nuggets 95 | @LAClippers 95
1:48 left to play on League Pass pic.twitter.com/g81B6i80O5
— NBA (@NBA) 2018年10月18日
・ビバリーとブラッドリーが酷い。
開幕スターターのバックコートはあらかたの予想通り、ビバリーとブラッドリーのコンビ。ブラッドリーは開幕前、俺たちは最強のディフェンシブバックコートだみたいに息巻いていたが、この試合では効果的であるようには見えなかった。
オフェンスになると最悪で2人ともスポットアップシュートぐらいしかできないので、ガリナリのアイソレーション頼みになるケースが多かった。また、シュート確率も2人合わせてFG4/18(3pは0/7)と最悪で、ビバリーに至っては0/8であった。
・オフェンスリバウンド取られすぎ
デアンドレジョーダンがいた時も、リバウンドは課題ではあったのでジョーダンを失った影響とは断言することはできないが、ナゲッツに許したオフェンスリバウンドはこの日、14。しかも第4Qだけで7つ取られている。ここをもう少し抑えていれば、終盤に追いつかれることはなかっただろう。
・ルーキーが当たりかもしれない。
このゲーム、悪いことばかりでもない。ルーキーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーはこの日28分出場し、FG5/6で11得点2リバウンド4アシスト1スティール、1ブロックだった。上に書いたように、スターターのバックコートがこんな調子なので、どっちかをアレクサンダーに変えるべきだ。実際、アレクサンダーが入っていた方が、オフェンスはスムーズだった。
この感じを見ると、ガードが飽和しているチーム状況を鑑みてもかなりアレクサンダーはプレイタイムを貰えそうだ。この日の他のルーキーは、ドンチッチ5/16の10得点、エイトンがFG8/11で18得点10リバウンド6アシスト、バグリー6得点などエイトンが1位指名の意地を見せているが、ルーキーオブザイヤーも頑張ればいけるかもしれない。
Shai Gilgeous-Alexander Official NBA Debut Full Highlights Clippers vs Nuggets 2018.10.17 – 11 Pts!
・スーパーボバン
この日のクリッパーズのMVPはボバンマリヤノビッチ。プレシーズンの好調ぶりをそのまま引き継ぎ、18分の出場で18得点8リバウンドだった。もはやナゲッツのプレイヤーはファールなしでは彼を止められない。正確にいうとファールしても止められない。
▼ゴールを破壊してしまったマリヤノビッチ
The Clippers really had to fix the rim after Bobi 😂 pic.twitter.com/beSm6MPrj3
— NBA on ESPN (@ESPNNBA) 2018年10月18日
開幕前はセンターの序列で3番目であり、プレイタイムもあまりもらえないかとも思っていたが、これは嬉しい誤算。
次戦はオクラホマシティサンダー。ウェストブルックが出て来るのかどうかわからないが、サンダーは開幕戦でウェストブルック抜きでも、ウォリアーズといい勝負をしており、厳しい戦いになることは変わらなそうだ。