ロサンゼルスクリッパーズはシーズン再開3戦目、サンズと対戦し、中盤以降はサンズにリードを許す展開でしたが、終盤はレナードの連続得点でワンポゼッション差にもつれ込む展開としました。しかし、最後はサンズのエース、デビンブッカーにブザービーターを沈められ117-115で敗戦しました。
Ridiculous ending in the Clippers-Suns game. LA defends the ATO well, with Ivica Zubac helping to defend Devin Booker at the point of attack on two occasions. Zubac rebounds Booker’s miss, but his pass is intercepted. Booker eventually hits an insane fadeaway jumper. Full play: pic.twitter.com/GEj191Cwhc
— Positive Residual (@presidual) August 4, 2020
・サンズってこんなに強かったの?
クリッパーズ以外のゲームをほぼ見ないので、知らなかったのですがサンズってこんなにまとまったチームでしたか?
ブザービーターを決めたデビンブッカーは、もはやスーパーエースの風格で、この日、3P6/9の35得点8アシスト4リバウンド。ディープスリーも平然と決め、ドライブからフリーの味方を見つけキックアウトする姿は、ロケッツのハーデンのようです。
脇を固めるロールプレーヤーも素晴らしく、ルビオ、サリッチ、ペイン要所要所でしっかり仕事をしていました。1位指名2年目のデアンドレエイトンも素晴らしく、ミッドレンジジャンパーを次々決めていく姿は、スパーズのオルドリッジに重なりました。同期のドンチッチの陰に隠れがちな同期ドラフト1位のエイトンですが、オールスターになるのもそう遠くなさそうと感じる今日のプレーでした。
・サンズのディフェンスがいい
オフェンスだけなら、たまたま調子がいいのかとも思うことができますが、序盤からハンドラーに対して、ハードにチェックしていて、簡単にボールを回させませんでした。特に好調ポールジョージには、ダブルチームできっちり対処する場面が多く見られ、3P1/7と絶不調に陥れました。
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・ズバッツを責めてはいけない
最初のTwitterの動画にある通り、最後のサンズのポゼッション、ルビオがシュートを外し、ズバッツが見事リバウンドを獲得しました。しかし、残っていたタイムアウトを使うのではなく、ポールジョージへのパス。そしてそれが、ミカルブリッジの手に当たり、ターンオーバー、冒頭のブッカーのゲームウィナーにつながるわけです。
ズバッツはこの他にもクラッチタイムに無駄なイリーガルスクリーンでターンオーバーをしたり、ブッカーに気を取られエイトンのゴールまでのレーンを空けてイージーバスケットを決められたり、せっかくのフリースローを一本外したりなど、ミスが目立ちました。
しかし、今日のズバッツは18得点12リバウンドで+/-はチーム最多の+13と今シーズンでベストに近いパフォーマンスを見せていました。第4Q残り1:56にレナードのシュートミスをしっかりフォローしていたことも忘れてはいけません。
いつもであれば、この時間帯はハレルが出ていたでしょう。昨シーズンのプレイオフはジャマイカルグリーンがズバッツのプレイタイムを奪いました。ズバッツには1点を争う緊迫したゲームの経験値が少ないのです。まだ23歳の若いセンターの成長を見守るうえでは、今日がレギュラーシーズンでよかった、この失敗がズバッツを大きく成長させると考えるのがいいのかもしれません。
とにもかくにも、クリッパーズはこの敗戦で3位ナゲッツとのゲーム差が1となってしまいました(逆にウェスト8位争いは8位のグリズリーズから13位のキングスまで3.5ゲーム差の大混戦)。正直、プレイオフで2位が有利なのか3位が有利なのかはよくわかりませんが、2位をキープできるよう応援しましょう。