サンアントニオスパーズに所属する元ファイナルMVPのクワイレナードは、かねてよりトレードの噂が出ていたが、今回レナードがチームを離れたがっているとの報道がされている。
Kawhi Leonard wants out from the San Antonio Spurs, league sources tell Yahoo.
— Shams Charania (@ShamsCharania) 2018年6月15日
この報道を受けて、多くのチームが獲得に興味を示しているとされているが、ロサンゼルスクリッパーズも積極的に獲得に動くとされている。レナード自身もホームタウンがロサンゼルスということもあって、ロサンゼルスのチーム行きを希望しているという。
The Clippers will be “aggressive” trade bidders for Kawhi Leonard, if the Spurs make him available for trade. (via @TheSteinLine)
— MyNBAUpdate (@MyNBAUpdate) June 15, 2018
問題は獲得に対する見返りだろう。サンアントニオスパーズは元ファイナルMVPの放出に際して相応の見返りを要求すると見られ、クリッパーズとしては来週のドラフト指名権2つとトバイアスハリスのパッケージを放出する必要があるとの見方が出ている。個人的にはトバイアスハリスをクワイレナードにアップグレードしたからといって優勝出来るとは思えないし、獲得しても1年でFAとなりチームを離れるリスクもあり、このようなトレード案は見送って欲しい。
・ボストンセルティックスのフロントの狡猾さ
レナードの獲得には、クリッパーズの他にレイカーズ、キングス、セルティックスなどが獲得に興味を示しているとされているが、ボストンセルティックスの保有アセットは非常に潤沢だ。
What’s left in the Boston Celtics’ draft pick treasure chest: pic.twitter.com/aO6LwhRb2t
— Chris Forsberg (@ESPNForsberg) 2018年6月15日
セルティックスは先シーズン、カンファレンスファイナルに進出するチームを構築しつつも、2019年のドラフト1巡目指名権について自身の指名権の他に、クリッパーズ、キングス、グリズリーズの指名権を保有しており、更にジェイレンブラウン、テリーロジアーなど優秀なヤングアセットを持ち、トレードの材料とすることができる。
ダニーエインジGMの手腕は素晴らしい。
もしレナードがセルティックスに移籍すれば、アルホーフォード、ジェイソンテイタム、クワイレナード、ゴードンヘイワード、カイリーアービングのラインナップも可能となり、驚異的なチームとなるだろう。イーストにこのようにスーパーチームが生まれれば、キャップスペースの関係で戦力補強できないキャバリアーズからレブロンジェームズが今夏、移籍したいと考える可能性はより大きくなるかもしれない。