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2019-2020シーズン

クリッパーズの2019-2020ロースター

投稿日:2019年10月2日 更新日:

ついに今週末からプレシーズンが開幕しますね。
遅ればせながら、現在のロースターをオフシーズンの動きと合わせてまとめたいと思います。



・オフシーズンのおさらい
In
クワイレナード

言わずと知れたラプターズを優勝に導いた“北の王”レナード。
ケビンデュラントがアキレス腱断裂したため、今夏のトップフリーエージェントになりました。ラプターズとレイカーズと激しい取り合いになりましたが、無事獲得することが出来ました。獲得の経緯はこちら
無事というのは、そもそもクリッパーズは、昨シーズンの間ずっとレナードを追いかけていたとされています。昨シーズン前には、レナードを批判したチームのコメンテーターであるブルースボーエンと契約更改しませんでした。キャップスペースも今夏のために、しっかり準備していたので、来てくれて一安心といったところですね。
今季も「ロードマネジメント」を行うのか気になるところですが、どうやら昨年よりは出場試合数を増やすことに前向きなようです。
ポールジョージ
レナードだけでも大勝利なのに、PGまで獲得してしまいました。リーグ屈指のツーウェイプレイヤーであるレナードとPGのデュオは、ジョーダンとピッペンを彷彿とさせるという声も多く、一気にリーグ制覇の道が見えてきたように見えます。
サンダーとのトレードで放出した未来のアセットは大きいですが、レナード誘致と合わせて考えれば、取るべきリスクをとったと言えるでしょう。
ちなみに来年のFAはアンソニーデイビスしか、目ぼしい選手がいない市場になっているので、ここで補強できなければ優勝への道は相当遠のいていたことだろうと思います。
肩の手術の回復状況ですが、11月の復帰を目指すようでプレシーズンとシーズン開幕数試合は欠場するようです。
モーリスハークレス
ジミーバトラーのトレードのドサクサで、1巡目指名権と“セットで”獲得しました。カンファレンスファイナルまで進んだブレイザーズにおいて53試合スターターを務めたハークレスを1巡目指名権とセットでタダ同然で獲得したフロントは非常に有能です。
ハークレス、PG、レナード、ビバリーが並べばリーグ屈指のディフェンスユニットになります。このハークレスがベンチスタートかもしれないことを考えると、いかに今年のクリッパーズが豊富なラインナップかがわかります。
ロドニーマグルーダー
厳密に言えば、昨季加入ですが、プレイオフにはルール上出られずクリッパーズでの実戦デビューは今シーズンからになります。ヒートで45試合スターターを務めたマグルーダーですが、サラリーダンプの関係でヒートを解雇されてしまいました。ヒート時代のプレイはあまりよく知りませんが、典型的な3-Dプレイヤーのようで、抜けたガレットテンプルの穴を埋めるのは容易でしょう。
パトリックパターソン
来るのか来ないのかわかりませんでしたが、正式に契約が発表されました。サンダー時代は今ひとつでしたが、カラミアンACとの再結成でラプターズ時代の活躍が出来るかというところでしょう。抜けたウィルソンチャンドラー枠でしょうか。あまりプレイタイムは多くならなそうです。
典型的なセンターかコントロール型のポイントガード(ノアやリビングストン)を取るかと個人的に思っていましたが、少し意外でした。
フィオンドゥカベンゲリ
27位指名のルーキー。ムトンボの甥。来年の76ersの1巡目指名権と今年の2巡目指名権のトレードで獲得しました。サマリでの感想ですが、かなり3pを打ちますね。22歳ですが素材型という感じ。ズバッツ、ハレル、グリーンあたりからプレイタイムを奪っていかないといけませんので、多くを得るには大変でしょう。
テランスマン
48位指名のルーキー。フランク社長曰く、13歳の時から目をつけていたとのこと。ジェリーウェストもシーズン終盤には大きな役割を果たしているだろうとマンに対して太鼓判を押しています。サマリの印象だとディフェンスマインドでありつつオールラウンドに活躍している印象で、ビバリーの後継者として期待したいところです。
▼もう少しでトリプルダブル
Terance Mann Full Highlights 2019.07.09 Clippers vs Wizards – 15 Pts, 11 Rebs, 9 Asts! FreeDawkins
タイロンルー(アシスタントコーチ)
忘れてはならないのは、タイロンルーの加入。これでベンチに優勝経験のあるヘッドコーチが2人いることになります。
レイカーズのヘッドコーチになるより、旧知のドックリバースHCとのリユニットを選びました。
余談ですが、今季ライバルされるレイカーズとの差の大きな一つはこのコーチ陣にあると思っています。フランクボーゲルが悪いとは言いませんが、アシスタントにジェイソンキッドがいるのはやりづらいでしょうし、海千山千のベテランばかりのチームで一からケミストリーを作るのは容易ではないはずです。ペイサーズ時代の成績はいいですが、マジック時代は大した功績を残せていません。
▼どっちがヘッドコーチかわかりません


Out
シェイギルジャスアレキサンダー

昨季の11位指名のルーキー。非常に惜しい放出になりました。ルーキーにもかかわらず、プレイオフチームにおいてシャメットと共にスターターに定着しました。シーズン終盤には得点面も大きく成長して未来が楽しみな選手でしたが、PGのトレードでサンダーへ移籍してしまいます。
移籍が決まった後も同期入団のジェロームロビンソンのサマーリーグでの活躍を応援しに来ていた時には少し泣けました。
サンダーは育成に強く、クリスポールから学ぶことも多いはずですのでさらに活躍することでしょう。
ダニーロガリナリ
プレイオフではイマイチでしたが、レギュラーシーズンは大した怪我もなく、素晴らしい活躍でした。しかし、マックスプレイヤー2人と契約するには、彼の放出が必須でしたので必然の結果でしょう。怪我が非常に多い選手なので、一番いい時期に売れたかもしれません。
ガレットテンプル
ウィルソンチャンドラー

まあ、再契約しないのは順当でしょう。彼らベテランを使うなら、カベンゲリやマン、ロビンソンを使うべきでしょう。
シンダリアスソーンウェル
タイロンウォレス

怪我人が続出した2シーズン前のシーズンで活躍した2人でしたが、昨季はグッとプレイタイムが落ちました。二人とも3pが上手くなれば、もう少し活躍の場が広がると思っています。まだ若いので新天地でも頑張って欲しいです。
以上がオフシーズンのおさらいになります。
予想スターターですが、プレシーズンはレナードとPGは欠場するようなので
ビバリー、シャメット、ハークレス、ジャマイカル(マグルーダー)、ズバッツと思われます。
レギュラーシーズンになりPGまで復帰すれば
スターター
ビバリー、シャメット、PG、レナード、ズバッツ
クローザー
ビバリー、ルー、PG、レナード、ハレル
とするのが、私の現在の予想です。ただ、昨季と同様、ドックHCは状況によってラインナップを相当いじくってくると思いますので固定化するのはまだだいぶ先の話でしょう。
ポジション別に並べると
PG:ビバリー
SG:ジョージ、ルー、シャメット、マグルーダー、ロビンソン、マン
SF:レナード、ハークレス
PF:グリーン、パターソン、カベンゲリ
C :ズバッツ、ハレル
こうして見ると、SGが多くバランスが悪いように見えますが、ドックは3ガード体制を多用しますし、ルー、マン、ロビンソンはPGのポジションもやるでしょうから、なんとなく上手く回るような気がします。ロースターは現時点で14名なのであと1人加入可能ですが、どうするのでしょうか。イグダーラもバイアウト交渉は難航しているようですので現段階では期待薄です。ノアはメンターとしても加入したらいいなとは思っていますが、ワークアウトの情報以後音沙汰ありません。
さて、今年の夏は本当に素晴らしい夏でした。上のロースターを見てもレナード、PGのスターデュオはもちろんのこと、ノーエゴでハードワーカーな素晴らしいロールプレイヤーが揃いました。今年ほど期待できるシーズンはフランチャイズ史上はじめてでしょう。開幕が待ち遠しい。
▼2018−19シーズンハイライト
Best of the LA Clippers 2018-19 NBA Season







-2019-2020シーズン

         

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