今シーズン、クリッパーズはフランチャイズプレイヤーであるクリスポールとブレイクグリフィンと別れを告げ、再建モードに突入している。サラリーの大きかった両選手を放出したとはいえ、今オフに選手に支払えるサラリーの余裕はそれほど多くはない。この点、Hoops Rumor の記事においてクリッパーズのサラリー事情を書いているので紹介したい。
・保証ありの契約
Danilo Gallinari ($21,587,579)
Tobias Harris ($14,800,000)
Lou Williams ($8,000,000)
Boban Marjanovic ($7,000,000)
Sam Dekker ($2,760,095)
Jawun Evans ($1,378,242)
Sindarius Thornwell ($1,378,242)
Carlos Delfino ($650,000) — Waived via stretch provision
Miroslav Raduljica ($252,043) — Waived via stretch provision
Total: $57,806,201
・プレイヤーオプション
DeAndre Jordan ($24,119,025)
Austin Rivers ($12,650,000)
Milos Teodosic ($6,300,000)
Wesley Johnson ($6,134,520): Will be exercised
Total: $49,203,545
・保証なしの契約
Patrick Beverley ($5,027,028)
C.J. Williams ($1,378,242)
Total: $6,405,270
・制限付きフリーエージェント
Montrezl Harrell ($1,839,228 qualifying offer / $1,839,228 cap hold): Bird rights
Total: $1,839,228
・無制限フリーエージェントなど(cap hold)
Avery Bradley ($13,213,484): Bird rights
No. 12 overall pick ($3,179,248)
No. 13 overall pick ($3,020,246)
Total: $19,412,978
サラリーキャップ: $101,000,000
※cap holdについてはこちらのサイトによく纏められています。
上記の内の保証付きの契約とビバリーの契約、ロッタリーピックのキャップホールドを足し、リバースとジョンソンがプレイヤーオプションを行使したとすると合計$87,817,243
以上よりキャップの空きは $13,182,757
記事では更に
“デアンドレジョーダンとミロステオドシッチがプレイヤーオプションを行使すれば、キャップオーバーとなってしまいトレードやカットの必要性が出てくる。”
“仮にスタープレイヤーを獲得しようと思えば、技術的には保証ありの契約の選手をトレード等せずに33.7mの空きを作ることができるが、指名権をトレードしてビバリーをクビにし、ジョーダン、リバース、テオドシッチがFAとならないといけないので現実的ではない。”
としている。
こうしてみると、ガリナリの契約は重い。現状給料泥棒だし、トレードするにも見返りが必要となることだろう。
ジョーダンの契約も年齢を考えると重いので、来年の契約の代わりにチームフレンドリーな15m程度の複数年契約を交わしたいところ。オプトインして来年残ればまた、トレードの噂は絶えないことになるだろう。
オースティンはプレイヤーオプション行使するのか破棄するのかよくわからないが、今季の活躍と25歳という年齢も考えれば前向きに契約したいが、まだムラも多いのでサラリーはこれ以上あまり上げたくない。
ウェズリージョンソンは確かにバックアップの戦力になり得るが、サラリーの空きを作る意味でも、若手にプレイタイムを与える意味でも何とか放出することを期待する。
上には入っていないが、タイロンウォレスとの契約も気になるところだが、未だ情報は聴こえてこない。
上手にサラリーマネジメントをして、指名権で獲得するルーキーや既存のハレルなどの若手選手の成長に期待しつつ、スター選手のフリーエージェントでの獲得を目論むというのが素人考えではあるが、個人的な今の考え。
クリッパーズの2018年サラリーキャップ事情
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