カリフォルニアでM7.1の地震が起きた今日、カリフォルニアでもう一つの大地震が起きた。
FA解禁日からその去就に注目されていたクワイレナードだが、クリッパーズに移籍することを決めたようだ。
しかも、さらにサンダーのポールジョージもトレードで獲得したという。
レナードの獲得は、クリッパーズとレイカーズ、そしてラプターズが移籍の候補として挙げられていた。
期間中は、ラプターズ最有力とかレイカーズに決めたようだとか様々な憶測が飛び交ったが、結局はシーズン中からフロントランナーとされていたクリッパーズを選ぶことになった。
FA解禁日から今日まで一切確定的な情報は出なかったが、ESPNのウォズナロースキー記者によれば、事の顛末はこうだったようだ。
レナードはレイカーズのスーパーチーム参加には興味はなく、早々にクリッパーズ移籍を検討していた。
また、レナードはジョージともプレイしたいと考えており、自らジョージを誘っていたという。ジョージ自身もレナードとの合流には賛成だったようで、サンダーのプレスティGMにトレード希望を出していたらしい。
一方のクリッパーズもレナードに来てもらうには第二のスターが必要だと考えており、ペリカンズのドリューホリデーやウィザーズのブラッドリービールのトレード獲得を模索していたようだが、各チームに断られていたところ、レナードからクリッパーズのオーナーのバルマーと球団社長のフランクに対してポールジョージを取れば、自分は行くと伝えていたとのこと。
プレスティGMもクリッパーズだけでなく、ラプターズともジョージのトレードを画策していたようで、ラプターズとはウェストブルック+ジョージとシアカムなどを検討していたようだ。結果的にはクリッパーズの提案の方が魅力的になったようだが、ラプターズがトレード交渉のテーブルについたことで、焦ったクリッパーズはここまでの指名権+シェイの放出(トレードの内容は後述)に繋がったらしい。
このような水面下の動きで、レナード、ジョージ奪りは為されたようだ。事前には全く情報は出てきておらず、好き勝手言っていた自称情報通のコメンテーター達は大きな恥をかいたことになる。
▼クリッパーズは候補から外れた
Kawhi Update: Raptors had strong meeting yesterday. Drake heavily involved. Talked of having Kawhi involved w/his OVO record label. Kawhi in deep soul searching. Wants Lakers but wants to make sure Big 3 will fit/work. Clippers out. It’s btwn Lakers & Raptors. Very close.
— Chris Broussard (@Chris_Broussard) July 4, 2019
そして、サンダーとのトレードの内容だが
クリッパーズ
ポールジョージ
サンダー
シェイギルジャスアレキサンダー、ダニーロガリナリ、クリッパーズの2022、2024、2026年1巡目指名権(プロテクトなし)、ヒートの2021(プロテクトなし)、2023(ロッタリープロテクト)年1巡目指名権、2023年と2025年の指名権のスワップ権
シェイが出て行ってしまったのは非常に痛い。フロントとしても出したくはなかっただろう。しかし、優勝のための時間軸を考えれば、指名権を含めても妥当なトレードだと言えるだろう。シャメットを残せただけでも御の字だ。ガリナリはキャリアを通じて怪我が多く、80試合出場出来たシーズンが1シーズンしかないことを考えれば、価値のあるうちに放出できたとも言えるかもしれない。
これでクリッパーズの予想スターターは
ビバリー
シャメット
レナード
PG
ズバッツ
になりそう。
そして第4Q終盤のクロージングラインナップは
ルー
ビバリー(シャメット)
レナード
PG
ハレル
になるだろう。
レナードとジョージはディフェンス能力も高いツーウェイプレイヤーなので、オフェンスもさることながら、ビバリーと組んでディフェンスもやばいことになりそうだ。シャメットもプレイオフでカリーへのディフェンスで急成長を見せていたので、素晴らしいディフェンスチームになるだろう。
一時はどうなるかと思ったが、今年の夏は大勝利となった。怪我のことを考えればデュラントの獲得よりよかったかもしれない。2年前のグリフィンのトレードから着々と今年の夏に照準を合わせてきたクリッパーズだが、見事に結果を残したウェスト、フランクらのフロント陣には本当に感服する。
あとはズバッツと契約できればほぼロースターは確定だろう。
さあ、明日はレイカーズとのバトルオブロサンゼルスの前哨戦だ。全力で応援しよう。