日本の渡邊雄太がメンフィスグリズリーズと2way 契約を結んだと報じられた。
これは日本人としては田臥勇太以来、NBAのチームと契約を結んだ史上二人目の選手となる。
今夏のブルックリンネッツのサマーリーグチームのメンバーとして活躍していたことが、グリズリーズのフロントの目にとまったのかもしれない。
The only player born in Japan to ever play in the NBA before Watanabe was Yuta Tabuse. He appeared in four games for the Phoenix Suns during the 2004-05 season. https://t.co/dVqHL76W1s
— Malika Andrews (@malika_andrews) July 20, 2018
・2way契約とは
NBA の各チームは15人の選手と契約することができるが、この15人の枠とは別に2人分の2way契約の枠がある。2way契約の選手はNBAのチームとGリーグ(2軍のようなもの)のチームの両方を行き来することになり、Gリーグ開幕後はNBAのチームと45日間のみ帯同することができる。45日を過ぎれば通常契約(15人の枠)に移行するか、Gリーグが閉幕するまでNBAのチームに参加することが出来ない。
クリッパーズでは、昨季ジャミールウィルソン(途中解雇)、タイロンウォレス、CJ ウィリアムズがこれに該当し、それぞれ素晴らしい活躍を見せた。CJは保証契約ではないが、通常契約(15人の枠)を獲得している。
ただ、ドックリバースHCが指摘する通り、2way プレイヤーは状況によってはかなり過酷なスケジュールを要求されるようで、安定的にパフォーマンスを出すのは大変かもしれない。
・メンフィスグリズリーズ
マイクコーンリーとマルクガソルを中心としたチームで、元々オンボールの選手に対してハイプレッシャーをかけていき強固なディフェンスを展開する「Grit and Grind」スタイルで有名である。昨季はそのコーンリーが怪我で離脱し、チームは低迷したが、今季はコーンリーが復帰し、更に期待のルーキーのジャレンジャクソンが加入するためプレイオフ戦線に再び復帰してくるかもしれない。
渡邊はNBAの試合に出場するとしても、最初は勝負の決した後のガーベッジタイムの数分になるだろう。そこで結果を出していかなければならない。
▼渡邊雄太、サマーリーグハイライト
Yuta Watanabe Full Offense & Defense Highlights at 2018 NBA Summer League – Brooklyn Nets Debut!