前回、ホームでクリスポールが欠場していたロケッツと対戦し辛くも勝利していたクリッパーズ。今日は昨季MVPのジェームズハーデンが怪我で欠場しての対戦となった。
試合は第2Q中盤あたりから徐々にクリッパーズペースとなり、第4Qにはその差が一気に27点差まで開きクリッパーズは133-113でロケッツに大差で勝利した。ロケッツはハーデンがいないため、オフェンスが停滞し、頼みのクリスポールもFG3/13の12得点5ターンオーバーと散々だった。更に酷いのはディフェンス面でオフェンスレーティング下位のクリッパーズにFG%54.4%、3p%52.2%を許した。また、ハレルがインサイドで暴れても、あまりウィングやガードがヘルプする様子が見られず、アリーザやアムーテがいなくなった差がこのあたりでも出ているように見える。
結局、第4Q残り5分くらいからガベージタイムとなり、シェイと同じ今季1巡目指名のルーキー、ジェロームロビンソンがレギュラーシーズンデビューを果たすことができた。
▼初得点を決めるロビンソン
Welcome to the league, Rome!@Rome_Coldbucks1's first NBA shot is pure. pic.twitter.com/iy1mCbfrus
— LA Clippers (@LAClippers) 2018年10月27日
・モントレズハレルがキャリアハイの30得点
前回のロケッツ戦に引き続き、インサイドのローテーションに弱みのあるロケッツのペイント内をハレルが蹂躙した。ハレルは28分の出場で30得点6リバウンド2スティール2ブロックで+-はゲームハイの+27であった。インサイドごりごりの選手の割にハレルはフリースローも良く、この日FT14/15と確実に決めている。ロケッツに32位で指名され、クリスポールとのトレードの一部として移籍してきたハレルだが、ロケッツはハレルを移籍させたことを後悔していることだろう。しかも、クリントカペラ(14得点)の今季のサラリー約13mに対して、ハレルはその半分以下の6mと格安だ。
Montrezl Harrell Highlights vs. Rockets 10/26
・好調なバックコート陣
今季、調子が上がってきていなかったルーウィリアムズだったが、今日はFG7/9の23得点で昨季見せたキレキレのパフォーマンスを発揮した。レギュラーシーズン開幕してからオフェンスの数字は惨憺たるものであったエイブリーブラッドリーもこの日はFG6/10の14得点とまずまずの成績を残した。
そして、怪我でプレシーズンも思う通り出場出来ていなかった昨季のオールドルーキー、ミロステオドシッチがこの日レギュラーシーズン初登場した。シェイが3番に上がり、ルーと合わせてスリーガードラインナップの1人として登場したテオドシッチは、この日抜群のパフォーマンスを見せた。持ち味の鮮やかなパスも多数繰り出し、かつ自らも決めるという昨季を含めてもあまり見たことがないくらい上出来な仕上がりだった。
▼テオドシッチのハイライト
Milos Teodosic Full Highlights Clippers vs Rockets 2018.10.26 – 8 Pts, 7 Reb, 5 Assists
▼ゲーム中にルーキーを指導するビバリー
クリスポールをガードするシェイに対して、ディフェンスのコーチングをしているように見えるビバリー。ビバリーはこの日第3Q早々に代えられてしまい、不満に思っていてもいいところなのに、チームを鼓舞している。こんなベテランはメンターとしてスタッツ以上の存在価値があると思う。
COACH PAT.
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— LA Clippers (@LAClippers) 2018年10月27日
次回は月曜日にウィザーズ戦。今夏チームを離れたオースティンリバースと対戦することになる。なんとなくこういう時に限って奮起しそうなリバースだけど、そんな恩返しはいらない。