クリッパーズはステイプルズセンターでレイカーズと今季、初対戦を行い118-107で勝利した。
今日はレイカーズのホームゲームということで、ステイプルズセンターはレイカーズ仕様になっていたが本来はステイプルズセンターはクリッパーズも本拠地として使用しており、所謂ロサンゼルスダービーマッチといっていいはずだ。
しかし、アリーナはほぼレイカーズ一色で完全にアウェイ。レブロンが欠場していることも御構い無しで、クリッパーズにはブーイングも出る始末。
これに対して、クリッパーズのPFのモントレズハレルが次のように、コメントしている。
俺は、(ブーイングが)大好きだよ。なぜなら彼らは俺たちをLAのチームと認識していないんだ。LAには2つチームがある。みんな、紫とゴールド(レイカーズのチームカラー)とその歴史によって、俺たちを見過ごそうとしている。それは尊重するよ。でも俺には全く意味がない。俺たちは、君達に俺たちが何であるかをわからせてやる。
つい数年前は誰も来たがらなかったこのチームに、このようにロイヤリティを持つ選手がいて嬉しい。
しかしクリッパーズがレイカーズ戦で“アウェイ”となるのは今回だけではなく毎度のことだ。この間はヒート戦でもステイプルズセンターにもかかわらずヒートチャントが起きた。
ただ、これは長年、ファンの期待を裏切ってドアマットチームであり続けた結果とも言えるだろう。レイカーズとの通算戦績は未だ70勝146敗だという。この格差を一朝一夕で解決するのは不可能だろうが、ハレルの言う通りロサンゼルスにはレイカーズ以外のチームもあることを是非理解させていってほしい。
試合はこの日もルーウィリアムズの大活躍で、一度はレイカーズペースとなったこの試合の勝利を手繰り寄せた。
▼ルーウィリアムズのハイライト
Lou Williams Scores Season-High at Lakers
トバイアスハリスがこの日9得点と不調で、チーム全体としてもオフェンスのリズムが悪い中、ルーは今季のシーズンハイを更新する36得点の活躍だった。ルーがいるいないでは別のチームのようだ。
そしてこの日、更に朗報としてはシンダリアスソーンウェルとタイロンウォレスの若手2人が実力を発揮したことだ。特にソーンウェルは今季イマイチ目立った場面が見られず、先日のキングス戦でもキングスの大量ビハインドからのカムバックを許してしまうなど(もちろん彼一人のせいではないが)、あまり良い印象が無かった。しかし、この日は第3Qの終盤にPFとしてマイクスコットではなくソーンウェルが入り、更にエイブリーブラッドリーの代わりにウォレスが入ると、ディフェンス面でチームが安定しだす。ここにルーの爆発力が加わり、22-0のランに大いに貢献した。
▼オフェンス面でも存在感
💪 SIN
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— LA Clippers (@LAClippers) 2018年12月29日
チームの分厚さがこのチームの利点。ソーンウェルにもエンジンがかかってきて嬉しい。明日はバックトゥバックでスパーズ戦。前回の大敗のリベンジと行きたい。