1勝して迎えたダラスマーベリックスとのプレイオフ第2戦ですが、クリッパーズは127-114でマーベリックスに敗れ、1勝1敗のタイに戻されました。
この日の敗因は、ポールジョージの不調、パトリックビバリーの不在、レジージャクソンのディフェンス、マーベリックスのベンチメンバーの活躍などが挙げられるでしょうが、213hoopsの記事内でマーベリックスのヘッドコーチのリックカーライルとクリッパーズのヘッドコーチのドックリバースではクリッパーズに大きなディスアドバンテージがあることが取り上げられています。
リックカーライルはこのシリーズにおいてドックリバースを徹底的に当惑させています。マーベリックスはズバッツをディフェンシブな状況に陥れることに集中しています。しかし、リバースはズバッツを早すぎるほど早く引き上げ、代わりに、よりアスレティックなモントレズハレルを投入します。ハレルはマリヤノビッチのサイズに歯が立っておらず、ポルジンギスのピック&ポップに対しても貧弱なディフェンスをしているにもかかわらずです。
▼マリヤノビッチを全く守れないハレル
また、カーライルはレナード・ジョージのデュオをハンドルするため、より攻撃的なセスカリーを差し置いて、ソリッドなディフェンダーであるクレバーをスターターにしています。そして早い段階で、ドンチッチを引き、スモールでディフェンスの悪いクリッパーズのセカンドユニットに対し、カリーを投入しスターターがベンチに座っている間に強襲させました。カーライルはマリヤノビッチやマイケルキッドギルクリストのような独特なスキルはあるが欠陥のあるユーティリティプレイヤーを、ラインナップにバランスをもたらせるために、一時的に投入します。一時的にもかかわらず、彼らは非常に長くプレイしているように稀に感じさせることがあります。
2試合を通じてドックリバースはカーライルのラインナップのアジャストメントに対応できていません。クリッパーズのローテーションは、今シーズン何度も目にしたスタンダードで、事前に準備されたパッケージのようなもので、特定の対戦のために最適化するために行われたものではありません。リバースは、幅広い選択を取ることができます。もしマリヤノビッチに対してスペーシングしようと思えばジャマイカルグリーンを投入することができるし、パトリックパターソンをスポット的にこのようなストレッチPFとして起用し、マーカスモリスを休ませることができます。
さらに、ルーウィリアムズやレジージャクソン、ランドリーシャメットのような守備がいまいちな選手に対して、マーベリックスのセカンドユニットが猛威を振るったとき、昨年ヒートでスターターだったロドニーマグルーダーを投入することができる。彼は、クリッパーズの2人のスターウィングプレイヤーがフロアにいないときにドンチッチを守るバランスをもたらしてくれます。第4Qにディフェンスリバウンドが取れなければズバッツを戻すことができます。しかしズバッツを第4Qで使用することは一切ありません。
クリッパーズはマーベリックスよりも明らかに才能に優れています。彼らはラインナップを最適化するリバースなしでこのシリーズを勝つかもしれません。もしビバリーが元気になり、メインプレーヤーたちが十分なプレイタイムを得られれば勝ち続けるかもしれません。しかしダラスがLAに比べて最大のアドバンテージを持っているのがヘッドコーチになっていることは心配です。
・・・
いかがでしょうか。
確かに昨年、一昨年とドックリバースはロブシティ崩壊後の決して恵まれていないラインナップで好成績を残すことに成功しました。しかし、彼はタレントに恵まれていないチームの潜在能力を引き上げ、予想以上の成績を上げる才能はあるが、才能に恵まれているチームをさらに練り上げ完成度の高いチームを作る才能はないというのが個人的な感想です。KG、ピアース、レイアレンを擁するボストンでコーチ初年度以外、優勝できなかったのも、ロブシティ時代に一度もシーズン2位以上になることもなくカンファレンスファイナルに出られなかったことからも、それは物語っています。
今年の優勝に向けて、フロントは最高の仕事をし、最高の選手を集めました。あとはコーチが最高かどうかに疑問符が付くのが最大の懸念です。
Fully Agreed. 全面同意。
ドックはまるで動かざること山の如し。最初に立てたゲームプラン(とうものがあるのかどうかもよくわからないけれど)を絶対に動かそうとしない。相手がこちらに対応してきても、横綱相撲で押し切れるとばかりに何の対策も取らない。うちはそこまで強いチームじゃないし、まだ戦力も整っていない。バカじゃないかと思います。
ポルジンギス不在のマブスに負けますか?レギュラーシーズン4戦無敗だったことにあぐらをかいていたんじゃないですかね。うちもドック・リバース不在なら勝ってただろう。
[…] <関連記事:プレイオフ最大の懸念はドックリバースの采配か> […]