トレードデッドラインにブレイクグリフィンがデトロイトピストンズに移籍して以降、ピストンズは最初の4試合に勝利したものの、その後は15試合中12試合に敗北するという絶不調に陥っている。この理由についてSports illustrated の記事が解説しているので以下で紹介したい。
理由その1
ジャンプショットの多用
クリッパーズ時代のブレイクグリフィンはピックアンドロールでペイント内に切り込んでいくことが多く、そのペイントエリア内でのシュートの割合は53.1%であった。これに対しピストンズではその割合は42.5%に落ち込んでいる。これはグリフィンがジャンプショットを多用しているためで、しかもこれの精度は良くなく、FG%が34.2%と落ち込んでいる。
グリフィンはスクリーンをセットした後、インサイドに切り込んでいくピックアンドロールではなく、アウトサイドでボールをもらいシュートするピックアンドポップを多用しているよう。
理由その2
他のメンバーとの相性がよくない
ピストンズのスターティングラインナップはレジーバロック、スタンリージョンソン、イシュスミス、グリフィン、アンドレドラモンドとなっていて、このメンバーの強みはディフェンスにある。しかしスタンリージョンソンとイシュスミスはインサイドのスペースを広げられるほどシュート力がない。レジーバロックの3Pシュートは素晴らしいが、それ以外の武器がない。
グリフィンとドラモンドのコンビについても、二人がフロアにいるときの+/-は-0.7と決していい数字ではない。
レジージャクソンが復帰すれば変化はあるかもしれないが、元々レジージャクソンが物足りないからグリフィンを取ったと記事は冷たい。
更に、記事ではドラモンドとグリフィン合わせて56milのサラリーのため、2020年までキャップスペースが空かないことを取り上げ、オフシーズンの改革も難しいとしている。
▼(おまけ)オースティンリバースのものまねをするグリフィン
As Blake Griffin plays his old team for the first time, look back on his best moment as a Clipper, which is undoubtedly this Austin Rivers impression. https://t.co/c6itQc6Rrt pic.twitter.com/yNsqdeTVOJ
— Yahoo Sports NBA (@YahooSportsNBA) February 9, 2018