デンバーナゲッツとの初戦を落としたロサンゼルスクリッパーズ。続く2戦目はオクラホマシティサンダーをホーム、ステイプルズセンターで迎え撃った。
サンダーは初戦に引き続き、膝の怪我でラッセル・ウェストブルックが欠場。ホークスからカーメロアンソニーとのトレードでやってきたデニス・シュローダーが、初戦に引き続きそのポジションに入った。
クリッパーズのスターターは初戦と変わらず、パトリック・ビバリー、エイブリー・ブラッドリー、トバイアス・ハリス、ダニーロ・ガリナリ、マーチン・ゴータットのラインナップ。初戦は噛み合ってなかったスターターだったが、今日は見違えるほどのボールムーブメントとガリナリの絶好調なシュートタッチで16-0のスコアリングランを決める。
しかし、その後スターターを下げるとジワジワと追いつかれ、第2Qには同点に追いつかれ、更に続く第3Qではポールジョージの奮起などでサンダーに終始リードされる展開にまでなってしまう。
かなり勝利が怪しくなった第4Q、しかしここでクリッパーズのプレイヤー達がステップアップし、サンダーを猛追する。しかもそのラインナップがシェイ、ルー、バーアムーテ、ハリス、ボバンというハリス以外全てベンチユニットで、この日好調のガリナリは敢えて入れていない。そしてこのラインナップを交代なしで使い続けた。どういうローテーションなのか全くわからないが、これが結局功を奏し、27-5のランでサンダーに92-108で勝利した。第4Qだけでボバンが10得点、ルーが8得点、ハリスが14得点している。特にトバイアスハリスは、1-3QまでFG4/12の12得点だったにもかかわらず、第4QでFG6/10の14得点を稼ぎ出した。
▼トバイアスハリスのハイライト
Tobias Harris Highlights vs. Thunder 10/19
・ポールジョージを自由にさせないことに成功
ビバリーとブラッドリー相変わらず、オフェンスでの貢献は低いバックコートコンビだが、今日はディフェンスで力を見せた。ウェストブルックがいないサンダーにとって、最大の要注意人物はポールジョージに間違いなく、彼を抑えるのがチームの課題だったはず。これに対して、この日ブラッドリーは終始ポールジョージに張り付いて、前半を4得点に抑えることに成功した。第3Qは少しやられてしまったが、第3Qの12分間ポールジョージを追い続けた。第4Qには役目をバーアムーテに譲り、3得点に抑え、最後は6つ目のファールでファールアウトしてしまった。
いやはやブラッドリーに12分追いかけられて、その後元気なバーアムーテと対面しなければならないとは恐ろしい。
ウェストブルックがいれば、ここまでポールジョージに集中出来なかったろうが、代役を任されたシュローダーはFG2/15の8得点と精彩を欠いていた。もちろんこれにはビバリーの影響も大きかったろうと思う。
・相変わらずリバウンドに弱い。
初戦に引き続き、この日もオフェンスリバウンドを15取られ、しかもセカンドチャンスポイントを24-8と圧倒されてしまう。いくらサンダーにスティーブン・アダムスがいるからといっても、もうすこし改善の余地はあるだろう。ちなみに、この日のアダムスは17得点、18リバウンド(うちオフェンスリバウンド6)でさすがの存在感を見せている。
▼そんなアダムスを差し置いてボバンがMVPチャントを受ける😆
MVP chants for Boban Marjanovic (@BobanMarjanovic). 11 points and 4 rebounds for Boban in 15 mins of action. #Clippers #Thunder pic.twitter.com/TAtL8gFeNv
— Tomer Azarly (@TomerAzarly) October 20, 2018
そして次回は月曜日にホームでヒューストンロケッツと対戦する。というかこの後ロケッツ、ペリカンズ、ロケッツ、ウィザーズ、サンダーと厳しい日程が続くよう。いやもうウェストは大体どこと当たってもキツそうね。