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ドラフト

クリッパーズの2018年ドラフト展望

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先日行われたドラフトロッタリーでロサンゼルスクリッパーズは12位と13位の指名権を獲得した。クリッパーズがロッタリー指名権を持つのは2010年以来となる。グリフィン-クリスポールの時代が終わった今、クリッパーズに求められるのは次の看板選手、フランチャイズプレイヤーである。
しかし1位指名など上位指名の選手が多く取り上げられるこの時期、果たして12位13位にまで未来のスター選手は含まれているのだろうかという気になってくるが、もちろんこのレンジでもスターは存在する。レイカーズのレジェンド、コービーブライアントは1996年のドラフトで13位指名である。
では、12位13位には、コービーまでとは言わないまでも、いわゆる“あたり”選手はどれくらい含まれるのだろうか。過去のドラフトの12位、13位指名選手を振り返ってみよう。
2017年
ルークケナード
ドノバンミッチェル
2016年
トーリアンプリンス
ヨルゴスパパヤニス
2015年
トレイライルズ
デビンブッカー
2014年
ダリオサリッチ
ザックラビーン
2013年
スティーブンアダムス
ケリーオリニク
2012年
ジェレミーラム
ケンドールマーシャル
2011年
アレックバークス
マーキーフモリス
2010年
ゼイビアヘンリー
エドデイビス
2009年
ジェラルドヘンダーソン
タイラーハンズブロー
2008年
ジェイソントンプソン
ブランドンラッシュ
10年分のドラフトを振り返ってみたが、近年は分析技術が向上したせいか、比較的当たりの選手が多い。当たりどころかそれぞれのチームのフランチャイズプレイヤーも含まれている。彼ら以外にしても、アダムスやサリッチはチームの主力だし、トーリアンプリンスも今シーズンにスタッツを大きく伸ばしている。このようにしてみると、楽観的に考えれば2つの内1つは当たりの選手が含まれていそうだ。



・クリッパーズのドラフト展望
以下は管理人独断と偏見による今回のドラフトおすすめ選手。
①マイルズブリッジPF(ドラフトネット13位、tankathon10位、HoopsHype13位)
Miles Bridges MSU Sophomore Season Highlights Montage 17.1 PPG, 7.0 RPG, Vince Carter 2.0!
何より運動能力が素晴らしい。特にその豪快なリムアタックはブレイクグリフィンを彷彿とさせる。更に3p確率は37.5%と、その能力はインサイドだけに限られない。ハレルとブリッジの躍動感あふれるコンビにルーウィリアムズが加わればかなり面白いと思う。
②トラエヤングPG(ドラフトネット8位、tankathon6位、HoopsHype8位)
Trae Young Oklahoma Freshmen Season Highlights Montage 2017-18 27.4 PPG, 8.7 APG, Curry 2.0!
まさにステファンカリー2.0。3pライン後方からでも決められる彼のシュート力はクリッパーズを更なる高みに引き上げられると思う。シュートまでの動作も素早い。Breacher Reportにおいてもヤングが最もフィットするチームとしてクリッパーズを挙げている。記事ではオクラホマ大時代は無理なシュートを打たされることも多かったが、ガリナリやルー、ハリスなどの優秀なプレイヤーがいるクリッパーズでは、ヤングはゲームをセットアップするところから始められるだろうとしている。
ただし、現時点でのドラフト予想では12位まで降りてくることは難しそうである。指名権1つとデッカーもしくはエバンスあたりでトレードアップできれば狙うのもありだと思う。
③その他気になる選手たち(Honorable mention)
・ロニーウォーカー
Lonnie Walker IV Miami Freshmen Highlights Montage 2017-18 11.6 PPG, Freakishly Talented!
・ザイアスミス
Zhaire Smith Texas Tech Freshmen Highlights Montage 2017-18 11.3 PPG, Talented 2-Way Wing!
・シャイギルゲオスアレクサンダー
Shai Gilgeous-Alexander Kentucky Freshmen Highlights Montage 2017-18 14.4 PPG, 5.1 APG!
ウォーカーとスミスはブリッジと同じく、その運動能力が素晴らしい。スタッツは両者共に平均得点11点台なのでこれからの成長に期待する要素がブリッジより強くなるだろう。
アレクサンダーはPGの割に2m越えの高身長とパスセンスから選出。オフェンス能力ではコリンセックストンかもしれないが、チームにはアレクサンダーの方がフィットしそうな気がする。
クリッパーズの今のロースターを考えるとガリナリ、ハリス、ルーのポジションは固い。また、デアンドレジョーダンはFAで出て行くか、仮にプレイヤーオプションを行使して来年残ったとしてもトレードされる可能性が高い。そうすると必然的に優先するポジションはPGとCということになる。PGは確かにプレイヤーは多いがビバリーは怪我明けで未知数だし、テオドシッチはいまいちだし、そして何より2人とも30歳を超えていて来シーズン終了後契約が切れるので、早々に次の世代を見つける必要がある。上でセンターの選手をあげていないが、それはセンターのドラフト候補も見てはいるが、よく候補として上がるロバートウィリアムズは良くも悪くもデアンドレジョーダンによく似ていて、わざわざこのご時世にトラディショナルなセンターを貴重なロッタリーピックで消費しなくて良いように思ったため紹介していない。サイズの問題はあるがハレルをセンターに起用して乗り切ることもできるだろう。
以上から理想としては
トラエヤング+マイルズブリッジ
上位に取られてしまった場合にはヤングをアレクサンダー、ブリッジをスミスかウォーカーというのが現時点での感想。







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